生徒たちの声
村瀬翔真 中学生

村瀬舞桜 小学高学年

田中留美子さん お母さん
田中莉子 小学高学年

渡辺沙織さん お母さん
渡辺琴音 小学高学年

師範 水野雄太

皆さんはそもそも空手を習うことに対するメリットをどのように考えていますか。世間的には、礼儀、礼節ができるようになる、謙虚な心を養える、忍耐がつく、心身が鍛えられるといったことがよく言われます。このことは、私が実際に18年の修行を通じて、本当だと感じています。かつていじめられっ子だった私がこうして指導者として活動できているのですから。
さて、その空手に音楽を融合させたのがミュージック空手で、昨今多くの人に感動を与え、大変好評頂いております。またそうした反応に演武者もひとつのステージを成功させた達成感を得ることができます。しかし、これは見た結果、やった結果で、瞬間的なメリットです。
ここで私はミュージック空手を習い続けることでの、継続的なメリットを紹介したいと思います。
ミュージック空手が従来の空手と大きく違うのは、グループで結果をだすという所です。練習自体が自分との戦いであり、個人の能力が試合での結果に大きく反映されるのが空手です。それに対してミュージック空手では、良い作品を作るには、チームメイトとの協調性と意思疎通を図る高いコミュニケーション能力が欠かせません。また、演武先では常に団体行動であるが故に、人の話に耳を傾け、理解をし、実行する力が必要です。これは和を保つ為にはとても重要なことです。
さらに、上級者になってくると自分で作品を作ることをします。音楽に合わせて人の心を打つ動きを考える作業は、創造力を高めます。また、こうして自分で考えた事を形にするには、チームメイトをリードしていかなければなりません。その過程では様々な壁にぶち当たります。しかし、それを乗り越える事で、自分の考えを相手に伝える力が付きます。考えを押し付けるのではなく、伝える(理解させる)というのが大事です。さらにはチーム(組織)を上手く機能させるには何が大切かを学びます。
このようにミュージック空手は、現代社会での欠除が懸念されている創造力、コミュニケーション能力、そして優れたリーダーシップを養う事が出来ます。もちろん、根底には従来の空手があるので、冒頭に挙げだような本来の空手で身につくとされる力も一緒に習得することが出来ます。
ぜひ、高い人格形成の一貫としてミュージック空手を学ばれる事をお勧めします。
村瀬容子さん お母さん